出産内祝いは、本来出産の挨拶と報告を兼ねて、お世話になった方や知らせたい方などに贈るのが一般的でした。しかし、現代は、頂いた出産祝いへのお返し、お礼の品として用いられることが多いようです。出産内祝いは、幸せをおすそ分けするということが目的とされています。出産内祝いのお返しの時期は、「お宮参り」を目安に行います。
出産後30日を目安に、お宮参りが終わった頃、お祝いをいただいた方全員にお返しをするのがマナーです。お返しの漏れがないように、頂いたものはメモをし、リストを作成しておくとよいでしょう。金額は頂いたお祝いの1/3~半額程度が基本です。金額は頂いた方との関係などによっても変わりますので、柔軟に対応していくとよいでしょう。
商品選びのポイントは、相手の好みや家庭環境を考えることで、オリジナリティのあるお返しとなります。年代や相手の好みがわからない場合は、幅広い世代に喜ばれる定番のタオルなどの日用消耗品やスイーツなどの食品を選んだり、最近では、カタログギフトも人気があります。昔からの縁起物として、食品では赤飯、砂糖、紅白まんじゅうなどが挙げられますが、現代では紅茶と角砂糖などのおしゃれな贈り物もありますので、選ぶ選択肢は広いといえます。また、名入れグッズも人気がありますが、食品など消えるものはよいが食器など残るものは困るなど、もらった方の好みが分かれるため、よく検討したほうがよいでしょう。
出産祝いのマナーを守り、赤ちゃんの祝福をしてくれた大切な方々に感謝の気持ちを伝えましょう。